「おざゃましまーす。」
「誰も居ないから」
「えっ!?誰も居ないの!!」
「親、仕事だから。」
「そうなんだ~。」
「そこら辺、適当に座っていいから!!」
「…うん…。」
と返事を返し、適当に健斗のベッドにもたれて腰を降ろした。
私は、男の部屋に入るのは、初めてだから、どうしても緊張する。
「はい、これ。」
といきなり飲み物を、目の前に出された。
「…あ、りがとう」
「梦菜。」
「なに?」
「俺、お前の事、一生大事にする。」
「……」
「だから、俺とずっと一緒にいよう?」
「うん!!私も、健斗と一緒にいる。」
と、答えた後、甘くて、深いキスをした。
そして、私と健斗はこの場所で一つになった。

でも、この先に私達にヒビが入ることにも、気付かず…。