ヒモ気質の男はまともに働くでもなく、明美が身籠られた頃から次第に家に寄り付かなくなった。
それでも明美が生まれたばかりの頃は娘が生まれた喜びで、いくらかまともになったようだったが、基本的に【まともではない】男が明美ひとりの存在で、根底が変わるわけがなく、そんな生活も明美が一歳になる頃には破綻していた。
明美の父親は、女としての魅力や価値を失った明美の母親に愛想を尽かして、どこぞの女と行方をくらましてしまったのである。
とんだ駆け落ち大好き男である。
それから明美の母親は途方に暮れたかと思うところだが、そんな【やわ】な女ではなかった。
すぐさま鞍替えをするかのように、次の男を見つけたのである。
明美にとって2番目の父親は、まぁ働き者ではあったが、【日本での存在】自体に問題があった。
父親2(分かりやすく、こうしておこう)は、いわゆる【不法滞在者】だったのである。
それでも明美が生まれたばかりの頃は娘が生まれた喜びで、いくらかまともになったようだったが、基本的に【まともではない】男が明美ひとりの存在で、根底が変わるわけがなく、そんな生活も明美が一歳になる頃には破綻していた。
明美の父親は、女としての魅力や価値を失った明美の母親に愛想を尽かして、どこぞの女と行方をくらましてしまったのである。
とんだ駆け落ち大好き男である。
それから明美の母親は途方に暮れたかと思うところだが、そんな【やわ】な女ではなかった。
すぐさま鞍替えをするかのように、次の男を見つけたのである。
明美にとって2番目の父親は、まぁ働き者ではあったが、【日本での存在】自体に問題があった。
父親2(分かりやすく、こうしておこう)は、いわゆる【不法滞在者】だったのである。


