“善は急げ、素直に伝えなきゃ”って、私の事じゃない…?





「ねぇ亜朱実ー、今日も寄らない?」


ポカポカ陽気に包まれて、コンビニで購入したサンドウィッチを食べながら。


のんびりした公園のベンチでのランチタイムに、同僚の亜朱実(アスミ)にお誘いをかけた。


主語を省いた私がさす地とは、最近見つけた会社近くにある小さなカフェの事で。


残業とは殆ど無縁な私たちは、頻繁に仕事帰りに通っているのだ…。