「だからなに?」 「………」 黙る薫。 「黙るんやったら帰るわ」 帰ろうとした時、 「待って」 と言われ、足を止める。 「ごめん…!!!」 後ろを振り向くと薫が頭を下げていた。 え?!! 「ごめん。私のためにしてくれた事やのに。ショックが大きすぎてあんな事しか言われんかった。ほんまにごめん。協力してくれてありがとう。」 薫だけが悪いんじゃないのに謝ってくれた。