空がもしも海ならば









「だからなに?」





「………」



黙る薫。





「黙るんやったら帰るわ」




帰ろうとした時、




「待って」




と言われ、足を止める。




「ごめん…!!!」




後ろを振り向くと薫が頭を下げていた。





え?!!





「ごめん。私のためにしてくれた事やのに。ショックが大きすぎてあんな事しか言われんかった。ほんまにごめん。協力してくれてありがとう。」





薫だけが悪いんじゃないのに謝ってくれた。