どうしても私は隼人のそばにいたくて、私は…仮面をかぶった。 さびしがりやのうさぎの仮面を。 私は隼人に始めて嘘をついた。 好きな人にふられた、っていって慰めて、って隼人にお願いした。 嘘に嘘を重ねて、本心の自分を隠した。 隼人は浮気は絶対に駄目、っていう人だから、私が『慰め』を要求すれば隼人は絶対に彼女を作らない、 そう思ったから、だから…― こんなことで隼人を縛りつけてる。 自分でやってることはいけないことだってわかってるけど、 どうしても、君の隣にいたいんだ。