あれ…ここはどこ…? 私は白い部屋にたっていた。周りをみてもなんにもなくて、 ただ、ただ真っ白だけが続いていた。 一番私に似合わない色。白なんて、私には似合わない。 汚い私には… 「小百合、」 声が聞こえた。後ろを振り向く。 そこには、優しく微笑んでいる隼人がいた。 「は、やと」 なぜか胸が辛くなって声が上手くでない。 とろけるような優しい笑顔で私を見つめている。 こんな笑顔、久しぶりにみた。隼人の優しい笑顔をみたのは本当に久しぶりで、 なんでか、涙がでた。