Monsoon Town

「例え陣内がそうなったとしても、俺が正しい道に戻してやるから」

笑いながらそう言った藤堂に、
「相も変わらず、まじめなヤツだ」

陣内は笑ったのだった。

「――それで…」

藤堂が言った瞬間、陣内は黙った。

「お前は、今後どうするんだ?」

そう聞いてきた藤堂だったが、返事はもう決まっている。

「――ひまわりを妻にする」

陣内は言った。

彼女と一緒に生きて行く――それが、陣内が出した答えだった。

「――俺は、ひまわりを守りたいんだ」

自分の身に何があっても、ひまわりだけは守りたい。

彼女は、大切な人だから。