Monsoon Town

いつの間にか眠ってしまったらしい。

目を開けると、辺りはすっかり日が暮れていた。

「ひまわり、起きろ」

陣内はまだ眠っているひまわりの躰を揺すると起こした。

「――んっ…」

ひまわりが目を開けた。

「あれ、もう夜なんですか?」

キョロキョロと辺りを見回しながら、ひまわりが言った。

「そうらしいな」

空を見あげると、満天の星空があった。

地面を照らしているのは、月明かりである。

「わたしたち、大丈夫なんでしょうか」

不安そうに、ひまわりが言った。