Monsoon Town

「それにしても、いい景色ですねー」

「ああ、そうだな」

「カメラ持っていけばよかった」

周りを見回すと、木がたくさんあった。

都会とは違った澄んだ空気がとても気持ちいい。

「ひまわり、森の中を歩いてみないか?」

「はい、行きましょう!」

2人で一緒に、歩き出した。

「キレーイ、すっごい緑!」

陣内の前をはしゃぎながら、ひまわりは歩いていた。

聞こえるのは、川のせせらぎだ。

ゆっくりとした時間が流れているなと、陣内は思った。

陣内は大きく深呼吸をする。

「見て、陣内さん!

滝があります!」

ひまわりが立ち止まって、ピョンピョンと跳ねながら指を差していた。