Monsoon Town

「うわーっ、高いー!」

ひまわりが手をあわせて喜ぶ。

視界に広がるのは、青い海である。

下に視線を向けると、泊まっているホテルと駐車場があった。

上に視線を向けると、今にも届きそうな青い空がある。

周りに視線を向けると、緑の木々だった。

「すごーい、大自然だー!」

はしゃいでいるひまわりに、
「ひまわり、少し落ち着かないか?」

陣内が苦笑いしながら言った。

「だって、すごいんですもの!

陣内さんもそう思いませんか!?」

「まあ、少しは」

楽しそうに景色を見てははしゃぐひまわりに、陣内は困りながらも微笑んでいた。