君と歩く未来

「柊にとって、幸せって何?」
夏姫は訊いた。
「俺にとっての幸せ・・・・」
柊は考えた。
「今まで、そんなこと考えたこともなかった」
柊は言った。
「私も。考えたことなかった」
夏姫は言った。
「でも、私は・・・・ただ好きな人と幸せになりたい。普通の幸せでいい。それ以上、何も望まない」
柊は、夏姫の言葉を聞きながら、涙が出そうになった。





「愛する人と幸せな未来を歩きたい」





柊の、頬に一筋の涙が流れた。





愛する人と幸せな未来を歩きたい






それは、俺も同じだった





夏姫と幸せな未来を歩きたい