「私を見てよ。私は、ずっと柊のこと好きだったんだよ。ウィーンにいた時だって、ずっと柊のこと考えてた。私は、柊のことただの幼なじみなんて思ってない」
未来は言った。
「お願いだから。私だけを見てよ。私だけを柊の特別にしてよ」
未来は、柊の腕を抑えて必死に柊に想いを伝えていた。
「未来・・・・」
柊は、自分の腕を掴んでいる未来の手を離した。
「柊・・・・・」
「ごめんな。俺、最低だな。未来のこと、いっぱい傷つけた。知ってたよ。未来が俺のこと想ってくれてること。でも、気付かないふりしてた。俺たちは、ずっと幼なじみだって思ってたから」
柊は言った。
「俺は、これからも未来とは、幼なじみでいたい。何でも相談しあえる、幼なじみでいたいんだ」
柊は自分の気持ちを伝えた。
「嫌だ。私は、柊の隣りにずっといたい。幼なじみとしてじゃなくて」
未来は言った。
「未来、分かってくれ」
柊は言った。
「分からない。分かりたくない。柊は、私より夏姫ちゃんを選ぶの?」
未来は、涙を流していた。
「柊だけ、幸せになろうとするなんて、許さない。誰かを傷つけてまで、柊は幸せになりたいの?そんなの柊じゃないよ」
未来の言葉に、柊は何も言えなくなった。未来の言っていることは、間違ってない。
誰かを、傷つけてまで俺は幸せになりたいのか?
そうだよな。
俺だけ、幸せになろうなんて、間違ってるよな
誰かを傷つけてまで、俺は幸せになりたいなんて思わない
未来は言った。
「お願いだから。私だけを見てよ。私だけを柊の特別にしてよ」
未来は、柊の腕を抑えて必死に柊に想いを伝えていた。
「未来・・・・」
柊は、自分の腕を掴んでいる未来の手を離した。
「柊・・・・・」
「ごめんな。俺、最低だな。未来のこと、いっぱい傷つけた。知ってたよ。未来が俺のこと想ってくれてること。でも、気付かないふりしてた。俺たちは、ずっと幼なじみだって思ってたから」
柊は言った。
「俺は、これからも未来とは、幼なじみでいたい。何でも相談しあえる、幼なじみでいたいんだ」
柊は自分の気持ちを伝えた。
「嫌だ。私は、柊の隣りにずっといたい。幼なじみとしてじゃなくて」
未来は言った。
「未来、分かってくれ」
柊は言った。
「分からない。分かりたくない。柊は、私より夏姫ちゃんを選ぶの?」
未来は、涙を流していた。
「柊だけ、幸せになろうとするなんて、許さない。誰かを傷つけてまで、柊は幸せになりたいの?そんなの柊じゃないよ」
未来の言葉に、柊は何も言えなくなった。未来の言っていることは、間違ってない。
誰かを、傷つけてまで俺は幸せになりたいのか?
そうだよな。
俺だけ、幸せになろうなんて、間違ってるよな
誰かを傷つけてまで、俺は幸せになりたいなんて思わない


