君と歩く未来

翌日。学校に行くと、未来ちゃんと話しいる柊の姿。胸が締め付けられそうだった。
「夏姫、おはよ」
柊が言った。
「おはよう」
未来も言った。
「おはよ」
夏姫も二人にあいさつをした。そして、自分の席に着いた。未来ちゃんは、嬉しそうに柊に話しかけている。見ているのが辛かった。
「夏姫」
後ろから声をかけられた。
「華菜、おはよ」
「大丈夫？」
華菜は、夏姫の気持ちが分かっていた。
「何が？」
夏姫は強がった。
「無理しなくていいよ。分かってるから」
華菜は言った。華菜の気持ちが嬉しかった。
チャイムがなり、また長い一日が始まった。今日は、柊とあまり話すことができなかった。




未来ちゃんがいなかった頃は、柊の隣りは私の指定席だった。





でも、今は違う





柊の隣りは、私じゃなくて・・・・・




柊の隣りで笑っているのは、私じゃなくて・・・・・





涙が出そうになった





柊・・・・・





私を見てよ！




私は、いつも柊を見てるのに・・・・




柊は、誰を見てるの？