目の前には、物凄い形相で私を睨み付ける男の子! 「ごめん…なさい」 あまりに凄い顔で睨むから、私はとっさに頭を下げ謝っていた。 あれ!? 下を向いた私の目に映っていたのは…手に持った半分…いや微かに残っているアイスの姿… もしかして…!!!! バッと顔を上げ、彼の胸元らへんに視線をやると、やっぱりって感じにアイスがベッタリ!! 気付いていないのか、男の子はチッ!!と舌打ちをして歩きだそうとしていた