先生の隣に



 バスのアナウンスが

 降りるべきバス停の名前を繰り返す

 そうだ、今日はここで降りるんだった

 慌ててボタンを押すと

 すでに誰かに押されていることに気付く

 近付くにつれて

 高鳴る胸の鼓動

 わたしこんなにどきどきしてる

 そりゃそうだ

 だって 会えるんだもん