ヒミツの園にご案内★



「もしかして・・・わざとハーレムになりに来たの?」


誰かがそんなことを言い出した


「まじかよっ勇気あるぅ」


「ははっ」


自問自答したような感じで、クラス中に笑いが起きる。


だが、隣にいる優と呼ばれていた奴だけは笑っていなかった。


「な、なによ」


ジロジロ見てくるその男に、思わず言ってしまう。


「なんかさ、よく見るとお前ってカワイイな」


・・・は?


「ははっ優が恋に落ちたぞっっ」


さらに笑いが起きる。


私はどうしていいか分からず、苦笑していると


「うん。俺の彼女にしてやってもいいぞ?」


急に言われたこの言葉に


私は思いきりビンタした。