ヒミツの園にご案内★



「お前が寝てる間に転校生が入ったんだよ。
ったく。。。そろそろ離してくれよ」


「あぁ・・・悪ぃ」


はぁっとため息をつく優は、私の顔を見て


「初めてだわ。俺にビンタした女」


「あ・・・ご、ごめん」


私はうつむき加減に言う。


本当に怖かった。


「まぁ、いいけどさ。つか、気に入った」


「え?」


「俺、お前を絶対彼女にするわ」


「は?」


私を目を丸くして答える。


周りの男も「頑張れよっ優」などと応援し始める。


「ちょっ冗談じゃない!私、アンタみたいなの絶対嫌っ」


「あ?」


急ににらまれる。思わずびくっとしてしまうが


「あんま困らせんなよ・・・」


後ろからまた急に声がした。


さっき助けてくれた男・・・


お礼、言ってないや。