気付くと朝日がすでに登っていた
横には俺を優しく抱き締めたままの湊がいた
(腰がいたい…)
「…夢じゃないんだな」
湊の寝顔を見ていたら愛しくなって、起こさないようにそっとキスした
ビクッ
「…
みーなーとー!!何狸寝入りしてんだよ」
「…ばれちゃいました?
というか潤さんから今…キスしてくれました…よね?」
「…ッ!してねーよ!」
「いや絶対しましたよ!」
「うっさい!夢だ!夢」
目が合って2人で笑った
誰かを愛することが
こんなに苦しくて辛くて…
幸せなものだとは思わなかった
この先、何度キスをして、何度体を合わせるだろう
そのたびに愛が深くなって欲しいと願う
これから100億光年先も

