ぼんやりと目を開けようとしたら何かが俺の頬に触れた。思わず目を閉じた




「水谷さん…」




(…湊?)




「愛してます」




(…ッ!!)




「あの日初めて会った、そのときから…」



そう言って俺の頬を割れ物を扱うように優しく撫でて寝室から出ていった





(あいつ何言って…心臓が熱い…)




そしてその夜、湊の声や顔が頭から離れることなく俺は眠りについてた