「ここか…」




大手会社だけあってとてつもなく大きな建物だ





(社長には悪いけど、うちんとこの2.5倍はあるな…)







緊張しながらも中に足を踏みいれると暖房が温かく体が震えた




「すいません。藤本会社の水谷といいます。本日は伊集院社長との取り引きについて参りました。お取り次お願いします。」




「はい。かしこまりました。」




(はぁー緊張してきた
伊集院社長ってどんな人なんだろ?俺より年下らしいけど、礼儀正しくしなきゃな)






「水谷様。」



「はい!」



「三階に上がっていただきまして、そこから右に曲がっていただきますと接客室がありますので、そちらにお入りください。伊集院はすぐに来るとのことです。」




「ありがとうございます。」