なんだかこれ以上話すのもバカらしくなって、呆れ顔で「じゃあね」と手を振る。
「おう!」
倫太郎は明るく返事をする。
そしてその後、「あいつ、お前に嫉妬してるよね~」と、愛子に向かって言っているのが聞こえた。
ますます呆れた……。
でも、倫太郎が昔からバイクが好きで、頑張ってバイトしてやっと手に入れたバイクだってことは知ってる。
だから、休日になる度にきれいに磨いて、大切にされているのが一目でわかる。
それにしても『愛子』はないよね……。
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