かちのかち

「何?私はヒロみたいにニンジン残したりしてないよ。」



流れ弾をくらった洋海は動揺を隠せない。
「わ、ちょ、これは最後に…その…」


「洋海、ちゃんと自分で食べないと駄目だぞ。」


「……はい。」


「河神も、いつもお前が食べてやったら洋海のためにならんだろ。」


「ああ、わかったよ。
っていうか、気付いてたんだね。」