再び地下−−−−− 「ところで、だ。」 女は腿に肘をつき、口の前で指を組んだ。 場の空気が一変する。東海林もそれに気付き、軽く眉間に皺を作った。 「東海林、もちろんお前も危惧していると思う……明らかにおかしくないか?」 「私だけではありません、誰もが恐れているでしょう。午前は2ー、そして先程は3ーです。また…10年前のようになってしまうのでしょうか。」 「やはりそうか。また10年前のように………クソッ!」