ハァハァハァ


【江角先輩、何してるんですか??】

江角先輩はでかい巨人に向かいみんな逃げたのに逃げようとしない。

それどころかニヤニヤと笑っている。

はっきり言って怖い。


何考えてんだろうあの人。


【おい、怪物。俺様の下僕になれ】






江角先輩はでかい怪物を下僕に勧誘していた。




バカだ、この先輩絶対バカだ。バカじゃなかったらあれだ。今流行と言われているドSヤローだ。


周りには誰もいない。いるのは私とドSヤローこと江角とうま先輩とでかい巨人さんだった。


ガァグカァグァー


思わず耳を閉じた私と江角先輩。


【江角先輩。私の勘なんですけど…たぶん彼、話し聞いてくれませんよ。てか理解さえしないんじゃないかな??】

【わかってないなぁ。分からないなら体で教えてやるだけだ。】


ニヤリと江角先輩が笑う。


【目の前のものを氷で多い尽くせ!!氷目覆華(ひょうめおおか)】


江角先輩が人差し指をでかい巨人に向けた瞬間ででかい巨人の足下がパキパキとゆう音ともに凍り付いていく。

そのまま足下にある氷はふくらはぎを伝い腰に伝い体を伝う。

そして最後には体全体が氷に覆い尽くされた。



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