意味が分からない。
私が--------------------だなんて。
信じたくない。
何で私が??
最初は私じゃないあの子だったんでしょ!?!?

どうして??


手と足が震える。
唇が冷たい。
青ざめているのが分かる。
時間が経つにつれ涙がでる。
息がろくに吸えない。


イヤだ、イヤだ!!
そんなのあんまりだ!!


涙が止まらないあいるを見かねたのか少年が背伸びをしてあいるの背を一生懸命さする。


【君には酷なことかもしれない。すまない】


ズルい!!そう言われると何も言えなくなるじゃない!!


あいるは涙を拭い少年の目を見つめ言葉を紡いだ。


【わかった。そのかわり時間をちょうだい】

【それは俺が決めることじゃない。けどなるべく時間稼ぎはする。約束する】

【うん。お願いね】


そう少年に告げあいるは扉に手をかけみんなが待つ広場に向かった。




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