「綺麗だよね!虹!」



突然、声が聞こえて振り返った。



「光…」



家が隣同士で幼なじみの日向 光(ヒュウガ ヒカリ)がこっちを見て笑顔でいた。



「今、学校の帰り?蒼(ソウ)ちゃん」



俺と違って明るくて元気な光。唯一、俺のことを『蒼ちゃん』と呼ぶ。



「あぁ」



すると、光はまた光は虹を見上げた。