‡‡‡‡‡‡

今日のお相手は、インコの夫婦だ。
ペンタが追いついてから、家の中に進入する。

入るとすぐに、ピーチクパーチクと鳥の鳴き声が聞こえてきた。ペンタの背中に登り、声の元を聞きながらインコを探す。

入ってきた最初の部屋はリビングのようだ。襖の開いている隣の部屋から鳴き声は聞こえてきているようだ。

ズンズン進と、床に鳥籠が置いてあった。

その中には、黄色とブルーのインコ。何やら言い争いをしているようだ。

「え~…僕が悪いの~?」

「当たり前でしょ? こっちはね、苛々してんのよ、わかる? 邪魔しないでよね」

「でも、お腹空いたって言ってたから、ご飯を運んだんだけど…」

「あのねぇ、欲しいと思った時にすぐくれないからでしょ?」

「そんなぁ~…」