コードやゲージの格子を噛んでいたので、細い物がいいのかと思えば、複数のサイズが欲しいとのこと。
流石に何個も持ち出すわけには行かないだろう。やはり、戻って探すのが一番だ。
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流石に慣れてきたシンシの背中に乗り、店へと戻って来た。
慣れたと言えども、ふらつきながら店内を歩く。
「あれ? いつも居るカジが居ないよ?」
「その様ですね」
カウンターの中を見ても、その姿は見えない。
「持って行く確認ぐらいした方がいいかと思ってたけど、居ないなら仕様がないか」
きびすを返し、おもちゃコーナーへと移動する。
猫や犬を対象にした物が多く、ボールが目立つ。



