ピンポーン いらしゃった。 どうせ 沙智は何も変わらない。 そんな数歩の距離くらい 気にもとめない ビッグな男さ。 ガチャ 「はよ。」 悩殺ボイス。 そしてノイズに負けないのね。 「おはよ。」 私は鍵をしめて、 傘をいやいやさした。 「「......」」