せめて同じ学年だったらなぁ。


「先輩??」


黙り込んだ私を心配そうに
覗く君。


大きな瞳が愛らしい。
右肩が濡れてる....。


気づかなかった。


いつも
かばってくれてたんだ..。


こんな些細なことで幸せに
なれるから、
君のことになると
些細なことで落ち込むの。

わかってても進まなきゃ。


「明日から雨の日も
帰れなくなっちゃったの。」


言っちゃった。