「お前、調子に乗ってると、痛い目みんよ?」

 また帰りにわざわざ待っててくれたらしい、ゴミ捨て中の山田くん。

 あんたもそのゴミの山に捨ててやろうか?


 筋肉質で重そうだから持ちたくないけど。


「ご忠告どうも」


 寒いし、言い捨てて去ろうとしたけど。


「そうだよ、ちゃんとありがたく忠告聞きなさい?」


 なんて声が聞こえてきたから、あたしも山田もキョロキョロしてしまった。