私は桃子、この春憧れの高校『三島高校』の合格発表へ来ていた。
335
336
337……
345
「345番は………
あ、あった」
桃子はすぐに母親に電話をかけた。
桃子は飛び上がるほど嬉しい気持ちを抑えながら言った。
「お母さん?番号あったよ。合格してたよ。」
お母さんもとても嬉しそうに返事を返した。
「本当に合格してたの?頑張ったねぇ。
今日は桃子の好きなすき焼きだからね」
「やったー!じゃあ今日は早く帰るね。バイバイ」 桃子はそう言って電話を切った。