私は流れのままにその男のあとをついていった。


男は家に入ると

「風呂自由に使っていいから。先に入っておいで。」

と言った。

ほら、やっぱり。
男なんてみんなそういうもんだ。

「じゃあお先に・・・」

そういって私は風呂場に向かった。

まあ、いいや。
ご飯と睡眠が取れれば−−・・・


あたしはそんなことを考えながらシャワーを浴びた。

「はー、スッキリ。・・・ん?」

洗濯機の上にメンズのスウェットがおいてある。
これ・・・着替え?

何よ。どうせ脱ぐんだからこんなの必要ないのに。

あたしは下着だけをつけて洗面所を出た。

「お風呂ありがとう」

そこにはご飯を準備している男がいた。

「おう」

そう言って私のほうを振り向いた男は

「・・・ッブーーー!!!」

・・・?何?私が下着だけだから?

承知の上じゃないの。わけわかんない。

「ちょ・・・っその・・・」

「何よ、やるならさっさとしようよ」

「ちがっ・・・」


どうしようもない様子の男はづかづかと私のほうにきた。

バサッ。

「っ!?」

何か被せられた・・・?

そっと目を開けてみると

「・・・へ?」