今宵…甘ったるい幸福の中で

雛は少し不安になる。

先輩は女慣れしてるけどあたしは全く経験がないからめんどくさいと思われたんじゃないかって…


洋介は雛の横にゴロンと寝転んだ。

「こっち来い」

優しい声で雛を呼ぶ彼。

「え…」

戸惑う雛…

「オラ来いよ」

そう言って雛を強く自分の胸に抱き寄せた。