今宵…甘ったるい幸福の中で

「雛…」

「はい」

「もう絶対離れて行かないで」

洋介は抱きしめてる腕の力を強める。

「はい」

すると彼は雛を離し立ち上がると…

「きゃっ」

軽々と雛をお姫様抱っこした。

「せ、先輩」

洋介はニッと笑う。

そのままベッドに向かう。

雛を寝かせて上から覆いかぶさる。

雛は目を大きく目を見開き洋介の顔を見つめる。