「お前の目を見てわかった。こいつ嘘ついてるってさ」

すごい…先輩には全部お見通しだったんだ…

雛は何か意表をつかれた気分だった。

「けど、俺もいい加減なとこあったしさ仕方ないかと思って諦めたわけだ」


じっと雛の顔を見つめる洋介。

雛も洋介を見つめる。

(綺麗な目…)

再び洋介は強く雛を抱きしめた。