脚を椅子にかけ、白い帯を膝に巻き付ける。もう一度繰り返し、パンをくわえる。 ・・・―――。 大袈裟な呼吸をしてまとわりつく嫌悪から脱出するすべを考える。 今日も会うために・・! 体を動かし見飽きた道を通った。 毎朝顔を浮かべるだけで元気になれる。そんなわけないのだが、そう思ってでもしなければ不登校になりそうだ。