次の日、学校へ来たら紗季が机に顔をふしている。


「紗季~おは…

「もーっ、蒼来るの遅いよ!」


遮られてしまった……。
よくあることだけど。



「んで、今度はどうした??」

紗季がこうなるときは大抵悩んでいる。

多分、てか絶対に
「宏くんって風のこと好きなんじゃないかな……」

やっぱり気付いてたかあああ!


でも、これは秘密事!
言っちゃいかんのだー泣


「また紗季の妄想??」


笑いながら言った。

そしたら
「笑い事じゃないい」
ってまた落ち込みだした…



う~ん、どうしよう。