「……」 「あっ、あの…?」 見下ろされてめちゃ怖いんですが!? 「私、何かした?」 「お昼。」 思わず、は?と聞き返してしまった。 「なに?」 「榊原 乃愛だよな?蒼空とあいつが待ってるから行くぞ。」 ふと悠馬くんの左手を見てみれば、お弁当箱を持っていて。 なんだ…私を呼んで来いと蒼空くんに言われたわけね。 …理解するのに時間がかかった。 うん、と首を縦に振ると悠馬くんがさっさと歩いて行ったから、私も後を追った。