蒼空くんと出会ったのは一年前。 『席、席ー…あ、ここだ。』 『あれ、お隣さんだ。よろしくね。』 『あお、ぞら…くん?』 『ううん、ソラ。難しいよね。』 名前を間違えたせいか、すぐ覚えれた名前。 (ハスミ、ソラくん。) 『凄い良い名前だねっ!』 『…ありがとう。』 間違えたことに怒りもせず、逆にお礼を言われてしまった時から。 私たちはよく話すようになった。