†激恋スクールライフ† *ver.♀







「…さて、と。」



荷物を自分の家に置き、私のお母さんにちやほやされて会話をし終えた彼は凄くご機嫌らしい。




(にこにこしてて怖いんだけど…)




私の腕はさっきから掴まれたまま。



彼はベッドの縁に座り、私を見上げる形になった。





「さくら、もう気づいてるんじゃない?」



「…なわけない。」



「何のことか分かってるんだ?」




…分かってる。



だから彼は口角を上げて笑ってるんだ。




これは…言えってことなのか?



私にそんな恥ずかしい思いをさせろと?