†激恋スクールライフ† *ver.♀





「…して。」



「ん?」



「離して、って言ってるの!」





でも…どうしてなのかぐらい自覚してしまうんだ。



それを…認めたくない。





…だから言っているのに。




「なん、で…離してくれないの!」



「じゃあなんで逃げるの?」



「…帰るから」



「まだ買い物終わってないのに?」




買い物籠を指さされてうっ、と声を詰まらした私は。




「一緒に家、帰ろう。」




頷くことしか出来なかった。