「小原、こっち向いて。」



「はい?」





――ちゅ





「―――っ!」



「俺が妬けたのはソラに。好きな女を犬に取られるなんて嫌じゃん?」





傍ではっはっと舌を出してるソラを横目で睨んでやったら、ソラは小原の膝の上へ逃げ込んだ。




「……」



「こ、昂くん顔が…」



「…ん。」




もういいや。


小原は俺のものになったんだし。