「あー、うぜ。」



…うん、やっぱり。





――「心臓の音が五月蝿すぎて馬鹿みたいだ。」





え?と目を開けたとき、彼は優しく微笑んでいた。





「今の、どういう…」



「まだ分かんない?ほら、」



手を掴まれて彼の胸に誘導されると感じるのは…



「はや、い…?」



「ごめん、…動物と話してるお前に惚れた。」



「え、え?」



「お願いします。」




――お前の彼氏にしてください。