「あのな、」 「昂くんっ!」 「俺が妬いた理由は「好きっ!」 ――もうどうにでもなってやるんだ。 「…は?」 「そりゃあソラは可愛いし愛でたくなるよ?私だって他の人に懐いたら妬けるもん。 …でもそれ以上に昂くんが好きなの。」 真っ直ぐ彼を見て想いを伝えた。 少しの間、沈黙が続く。 …数秒後、彼が口を開いた。 (フラれる…) もう覚悟はしてるんだ。 ぎゅっ…と目を固く閉じた。