†激恋スクールライフ† *ver.♀





「小原ってさ、わざと?わざとそう言ってんの?」



「だって、私にはソラが懐くからでしょ。だから妬けるんじゃないの?」



「…あぁ、俺の言い方が悪かったのか。」




呆れた、と溜め息をつく昂くんもかっこいいな…



…これは末期に近いかも。




いつもの真顔も。


動物にだけ見せる笑顔も。


だんだん崩れてきた表情も。




――すべて彼が好きだから。




犬に負けるなんて恥ずかしい。



ここで告白したら変わるかな。


もう話してもらえないかも、もうソラに触れないかも。




でも、動物に取られるくらいなら…フラれてやる。