「そいつはソラ。豆柴な。」 で、こっちがー…と簡単に説明していく昂くんはなんだか楽しそう。 「…ふふっ」 それが可笑しくて思わず笑みが零れた。 「…なんだよ。」 「昂くん本当に動物大好きなんだなって。」 「悪いかよ。」 昂くんはもう隠すことを諦めた。 それが嬉しいってのもあるんだけど、それは内緒。 「ソラ、おいでっ」 ワンッ 小さい体で駆け寄ってくるソラを優しく抱きかかえた。