†激恋スクールライフ† *ver.♀





だから――




私の頬に触れている手がどんどん力無く下がっていく。



私はそれを掴んで咄嗟に叫んだ。




「私は好きだ、バカ!」




顔じゃない。


話していたから高まったこの想い。




『琉生に想いだけでも伝えられますように!』




――この想い届け。





「好き、なのっ」



「……莉子。」



「琉生ー!」



「あー!なんだよ、なんでそんな可愛くなってんの!」




そう叫んだ彼の顔は真っ赤に染まっていた。