†激恋スクールライフ† *ver.♀





琉生はああ、とやっと思い出したかのように言った。




「凛は他の奴と行くんだってー」



「…へぇ」




呑気に話す琉生は何も疑ってない。



…それが男だったらどうするの。




こんなことを考える私は…琉生の応援をしたいのか。



…いや、違う。


琉生を見てると悲しくなるんだ。





「おっ、短冊飾れるじゃん!」





自分のことを考えるなら、琉生の心配をする。



単純な琉生を見離せなくなってるから。