†激恋スクールライフ† *ver.♀





――ギィ



言われるがままに階段を登って重たい扉を開けると、そこは満面の青空。





「翼くん…?」



フェンスを見ると、言われた通り翼くんが寝ている。




(…可愛い)




口を少し開けて寝ている彼がいつもと違って見えた。





「…やっぱり好きなんだなぁ」




彼がいつもと違うとか。


嫌いになりたくても好きになる一方だとか。




ずっと、頭の中は彼でいっぱいなんだ。